「ビール腹」はビールのせいじゃない?本当の犯人はおつまみ

「ビールを飲むとお腹が出る」。いわゆる「ビール腹」という言葉から、ビールそのものが太る原因だと思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ビールを飲むことだけが体重増加の直接的な原因とは限りません。むしろポイントになるのが、ビールと一緒に食べるおつまみや、飲み方・食べ方の習慣です。

今回は、ビール腹につながる原因と、ビールを楽しみながら食べすぎや飲みすぎを防ぐためのポイントをご紹介します。

 

■ ビールのカロリーはどれくらい?

まず気になるのが、ビールそのもののカロリーです。

一般的なラガービールは、100mlあたり約40~45kcalとされています。500mlの缶でも約200kcal前後で、決して極端に高カロリーというわけではありません。

もちろん、飲む量が増えればその分カロリーも増えていきますが、ビールだけを見て「ビール=太る」と考えるのは少し早いかもしれません。

同じアルコール飲料でも、日本酒やワイン、カクテルなどさまざまな種類がありますが、ビールのカロリーが極端に高いというわけではありません。

 

■ 本当の原因①:高カロリーなおつまみ

ビールを飲むとき、一緒にどんなものを食べているかを思い浮かべてみましょう。

唐揚げやポテトフライ、揚げ物全般、濃い味付けの肉料理など、ビールと相性の良いおつまみには、脂質が多くカロリーが高めのものも少なくありません。

ビールを飲むことに加えて、こうした高カロリーなおつまみをたくさん食べれば、結果として摂取カロリーが増えてしまいます。

つまり、体重増加につながりやすいのは「ビール+高カロリーなおつまみ」という組み合わせなのです。

 

■ 本当の原因②:食欲が増える

ビールを飲むと、ついつい食事が進んでしまうこともあります。

炭酸によって胃が刺激されたり、ビール特有の苦味によって食欲が高まったりすることに加え、リラックスした気分になることで食べすぎやすくなることもあります。

「もう少しだけ」とおつまみに手を伸ばしているうちに、気づけばかなりの量を食べていたという経験がある人もいるのではないでしょうか。

このように、ビールそのものだけではなく、飲んだことをきっかけに食べる量が増えてしまうことも、摂取カロリーが増える原因になります。

 

■ 本当の原因③:飲みすぎ・食べすぎの習慣

ビールは飲みやすいため、気づかないうちに飲む量が増えてしまうことがあります。

「1杯だけ」と思っていたのに何杯も飲んでしまったり、ビールに合わせておつまみも次々と食べてしまったりすると、最終的な摂取カロリーも多くなります。

こうした飲みすぎや食べすぎが習慣として積み重なることで、いわゆる「ビール腹」と呼ばれる状態につながっていきます。

 

■ 太りにくくする飲み方

ビールを楽しみながら、食事とのバランスを取ることは十分可能です。

まず意識したいのが、おつまみの選び方です。

唐揚げやポテトフライなどの揚げ物を控えめにして、枝豆や冷奴など、比較的軽めのおつまみを選ぶのもよいでしょう。

また、最初に飲む量を決めておくことも大切です。

何杯飲むかをあらかじめ決めておけば、気分のまま飲み続けてしまうことを防ぎやすくなります。

さらに、ビールを一気に飲むのではなく、味わいながらゆっくり楽しむこともポイントです。

ビールを飲むときは「何を飲むか」だけでなく、「何を一緒に食べるか」にも目を向けてみましょう。

 

■ おすすめの軽めペアリング

ビールのおつまみには、枝豆やサラダチキン、刺身などの魚介類、ナッツ類などもおすすめです。

こうしたおつまみを選ぶことで、ビールとの相性を楽しみながら、揚げ物や高カロリーなおつまみに偏るのを避けることができます。

ビールの美味しさを楽しむためにも、その日の気分や食事のバランスを考えながらおつまみを選んでみるとよいでしょう。

 

 

■ まとめ

「ビール腹」という言葉から、ビールそのものが太る原因だと思われがちですが、実際にはビールだけではなく、高カロリーなおつまみや食べすぎ、飲みすぎといったさまざまな要素が重なっています。

ビールは「犯人」というよりも、食欲を刺激したり、おつまみを食べるきっかけになったりする存在ともいえます。

だからといって、ビールを楽しむことを無理に我慢する必要はありません。

飲む量を意識しながら、おつまみの選び方を少し工夫するだけでも、食事とのバランスを取りやすくなります。

次にビールを楽しむときは、ビールそのものだけでなく、一緒に食べるおつまみにも少し意識を向けてみてはいかがでしょうか。